伝統の背番号「7」を受け継いだ堂林翔太の思い!! [プロ野球]
広島カープの日南キャンプで堂林翔太のユニフォーム姿を見て「おっ」と思った。
目についたのは、今年から背番号7を背負っている上半身ではなく、下半身のほうだ。
太ももや腰の辺りが、ひと回り太くなっているのだ。
【伝統の背番号「7」を受け継いだ堂林翔太 写真】http://p.tl/xiDU
オフの間に、だいぶトレーニングを積んだと思わせる体つきだった。
昨年は、全試合に先発出場してチーム最多の14本塁打を放ち、オールスターにも出場した。
ちょっとしたブレークともいえる活躍ぶりだったが、その一方で厳しい指摘も少なくなかった。
三振や失策が多く、得点圏打率も2割を切るなどチャンスでの打撃にも課題を残した。
「全試合出場させてもらいましたが、我慢して使ってもらったところもありますからね。満足できるような結果ではなかったです」
堂林に話を聞くと、そんな答えが返ってきた。
特に堂林が反省しているのは、夏場以降の低迷だった。
チームが久しぶりのAクラスを争う中で、前半戦ほどの活躍ができなかった。
「夏場以降は疲れがたまってしまって、技術がどうこういう以前に戦う体ができていなかった。だから、このオフはまず体をしっかり作ることを考えました」
夏場以降は、疲れのせいでバットの振りが鈍くなり、右方向には弱い打球しか飛ばなくなった。
体に粘りがなくなって開きが早くなり、右方向への打球の割合も減った。
同じ轍(てつ)を踏まないために、体作りから取り組んでいるのだ。
合同自主トレの前には、初めて個人でトレーナーをつけて体力の強化に努めた。
ウエイトトレーニングはもちろん、プロテインなども適切なタイミングでしっかり摂ることを心がけ食事にも注意した。
その成果で体重は5キロ増えた。
ユニフォーム姿が、ひと回り大きく見えたのはそうしたトレーニングが実を結んでいる証拠だ。
堂林のセールスポイントは、右にも左にも大きな打球を打てることだ。
昨年、甲子園での阪神タイガース戦で打ったプロ初本塁打は、バックスクリーン右に飛び込む特大の一発だった。
落合博満、清原和博、現役では中村紀洋など、右の長距離打者は右方向にも強く大きなあたりが打てる。
レギュラー定着1年目で堂林が見せた打球は、将来そうした歴代の長距離打者に近づくだけの素質の持ち主であることを示した。
「自分の調子を見るときも、右方向の打球が目安になりますね。右方向に自然に打球が飛んでいるときは状態がいいとき。昨年の6月は右に2本、本塁打が出たんですが、いま思えば、あのときの状態が一番よかった」
そして今シーズン、背番号は「13」から「7」に変わった。
「7」は野村謙二郎監督が、現役時代に着けていた広島カープを代表する背番号だ。
「8年間空いていた監督の背番号をいただいたんですから、やらなくちゃという気持ちは強いです」
スピードスターとして、鳴らした野村監督の背番号をもらったからというわけではないが、昨年4個に終わった盗塁をもっと増やしたいとも考えている。
「足はそんなに遅くないと思うんですが・・・盗塁のサインを出してもらうためにはベンチから信頼されないとダメですね」
安心してサインを出してもらえる走塁術を身につけるのが課題だ。
打撃では緒方孝市コーチ、守備は今年から就任した石井琢朗コーチがきびしい目でチェックしている。
昨年の全試合出場をきっかけにさらに飛躍して欲しいという球団の願いが痛いほど伝わってくる。
「鯉のプリンス」と呼ばれ、グッズ売り上げでは抜群の人気を誇った堂林は、キャンプでもフリー打撃がはじまると、スタンド最前列にはカメラを構えた女性ファンが並んだ。
人気者から実力の裏づけのある中心選手へ向けてキャンプ序盤を見る限り、階段を上がっているのは間違いない。
目についたのは、今年から背番号7を背負っている上半身ではなく、下半身のほうだ。
太ももや腰の辺りが、ひと回り太くなっているのだ。
【伝統の背番号「7」を受け継いだ堂林翔太 写真】http://p.tl/xiDU
オフの間に、だいぶトレーニングを積んだと思わせる体つきだった。
昨年は、全試合に先発出場してチーム最多の14本塁打を放ち、オールスターにも出場した。
ちょっとしたブレークともいえる活躍ぶりだったが、その一方で厳しい指摘も少なくなかった。
三振や失策が多く、得点圏打率も2割を切るなどチャンスでの打撃にも課題を残した。
「全試合出場させてもらいましたが、我慢して使ってもらったところもありますからね。満足できるような結果ではなかったです」
堂林に話を聞くと、そんな答えが返ってきた。
特に堂林が反省しているのは、夏場以降の低迷だった。
チームが久しぶりのAクラスを争う中で、前半戦ほどの活躍ができなかった。
「夏場以降は疲れがたまってしまって、技術がどうこういう以前に戦う体ができていなかった。だから、このオフはまず体をしっかり作ることを考えました」
夏場以降は、疲れのせいでバットの振りが鈍くなり、右方向には弱い打球しか飛ばなくなった。
体に粘りがなくなって開きが早くなり、右方向への打球の割合も減った。
同じ轍(てつ)を踏まないために、体作りから取り組んでいるのだ。
合同自主トレの前には、初めて個人でトレーナーをつけて体力の強化に努めた。
ウエイトトレーニングはもちろん、プロテインなども適切なタイミングでしっかり摂ることを心がけ食事にも注意した。
その成果で体重は5キロ増えた。
ユニフォーム姿が、ひと回り大きく見えたのはそうしたトレーニングが実を結んでいる証拠だ。
堂林のセールスポイントは、右にも左にも大きな打球を打てることだ。
昨年、甲子園での阪神タイガース戦で打ったプロ初本塁打は、バックスクリーン右に飛び込む特大の一発だった。
落合博満、清原和博、現役では中村紀洋など、右の長距離打者は右方向にも強く大きなあたりが打てる。
レギュラー定着1年目で堂林が見せた打球は、将来そうした歴代の長距離打者に近づくだけの素質の持ち主であることを示した。
「自分の調子を見るときも、右方向の打球が目安になりますね。右方向に自然に打球が飛んでいるときは状態がいいとき。昨年の6月は右に2本、本塁打が出たんですが、いま思えば、あのときの状態が一番よかった」
そして今シーズン、背番号は「13」から「7」に変わった。
「7」は野村謙二郎監督が、現役時代に着けていた広島カープを代表する背番号だ。
「8年間空いていた監督の背番号をいただいたんですから、やらなくちゃという気持ちは強いです」
スピードスターとして、鳴らした野村監督の背番号をもらったからというわけではないが、昨年4個に終わった盗塁をもっと増やしたいとも考えている。
「足はそんなに遅くないと思うんですが・・・盗塁のサインを出してもらうためにはベンチから信頼されないとダメですね」
安心してサインを出してもらえる走塁術を身につけるのが課題だ。
打撃では緒方孝市コーチ、守備は今年から就任した石井琢朗コーチがきびしい目でチェックしている。
昨年の全試合出場をきっかけにさらに飛躍して欲しいという球団の願いが痛いほど伝わってくる。
「鯉のプリンス」と呼ばれ、グッズ売り上げでは抜群の人気を誇った堂林は、キャンプでもフリー打撃がはじまると、スタンド最前列にはカメラを構えた女性ファンが並んだ。
人気者から実力の裏づけのある中心選手へ向けてキャンプ序盤を見る限り、階段を上がっているのは間違いない。
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